手術日 2003.10.24
8:00朝食:プリン1個、牛乳

9:30まで牛乳とジュースを飲める(だが飲まない)

12:30までポカリとお茶のみ飲める

12:30から飲食禁止

昼食をまわりで食べ始めるから「おなかすいた」と言うようになる。トランプしたりしてごまかす。最後は抱っこ。

14:00 着替えて、ボーっとさせる薬を飲む
急に効くらしいので倒れて頭をぶつけないよう寝かせる。足の裏にマジックで名前を書く。くすぐったいのかはしゃいでいたけど、服がみだれたのを直すため寝かせたら薬が効いてきたのか動かなくなった。
そうなると急に不安になってきて、「これが最後の会話だったらどうしよう」ってうるうるくる


14:25 病室出発→手術室へ
お気に入りのクマのぬいぐるみといっしょに手術室に入っていった。扉が閉まるとちょっと泣けてきてしまいました。

14:30 手術開始
(両)外直筋後転術
(左)下斜筋前方移動術
(右)下斜筋後転移動術


*後転法・・・外眼筋の付着部を後方にずらす。筋肉の力は弱まる。
*前転法・・・外眼筋を短縮して、付着部を前方にずらす。筋肉の力は強まる。


16:00 手術終了 呼びに来る

しばらく手術室の前で待っている。「無事に終わったみたいだね」と明るく話していたら、中から泣き声が聞こえてきた。「なっちゃんじゃない?」「ちがうやろ」と話していると扉が開いて目に入ったのは、腰を浮かして動こうとしているなっちゃんを数人で押さえつけている場面と「うあーーー!」「いたいーーー!」「おかあさん!」と泣き叫ぶ声が聞こえてきた。すぐに駆け寄って「おかあさんだよ」「大丈夫」「がんばったね」って声かけるけど事態はかわらず、そのままみんなで押さえながら病室へ。
両目がふさがれているから声聞かせなきゃって思うけど、あまりの状態にしばし言葉に詰まることもありました。今思い出してもあのときが一番かわいそうでした。

ボーっと半分寝た状態で出てくるか抱っこできるぐらいの泣き方で出てくる子が多いそうだけど、暴れながら(錯乱状態)で出てくる子もいると聞いていたのだけど、お姉ちゃんならいざしらず、普段そんなに激しく泣かないなっちゃんが暴れているとやっぱり動揺するし、わが子が泣き叫ぶのはつらいですね。

病室について「抱っこしてあげて」って言われたので抱っこをしたら、早速手が目の覆いを取りに行くので、片手を1人ずつ押さえなければならなく、足もバタつかせるのベッドにあがって背中に手をまわしたかっこうで動けない私。足にも1人ずつ、頭にも1人(先生も押さえてたぞ)。座薬も入れれないので、固定ベストにます固定し、座薬を入れた後は、しばらく押さえていたらすぐ薬が効いてきておとなしくなり寝ていきました。
その後は無意識に手が目にいかないように見ていました。16:45

「痛い!」「おしっこ」「手が痛い」と言ってました。
目は当然、点滴を刺している手も痛いみたい。おしっこは術後オムツで出てきたのですが、2歳になってすぐオムツがとれたなっちゃんは、オムツにおしっこができない。だからしたくてもできず「おしっこ」と言っていました。

30分後にすぐ起きてきて、パパが拘束ベストをぬがせ抱っこしなだめたら寝ていった。ただ置くと泣き出すのでパパはベッドの上に座って抱っこ。しばらくしたら置けました。やっと落ち着いて交代でトイレ&お茶休憩(のどが渇いたよ)

18:00 片目だけ穴あき眼帯へ

両親の顔がちょっとでも見えると安心できるからと、片目だけ穴あきになりました。
仮面ライダー?

19:00ぐらいからはずっと寝ていたと思います。
本来なら1時間ごとにポカリ→ジュース→プリンをあげていくのだが、もう夜だったのでそのまま寝てしまいました。無理にしなくても朝からでいいといわれていたので、用意だけして、私もいっしょにベッドでおやすみ。体が触れていれば起きかけてもまた寝ていくので、朝まで2人で寝ました。