掲示板からのこしておきたいコメントメモ2

交代性は完全治癒は困難。上下斜視で最も頻度が高いのは交代性上斜位である。片眼の上直筋後転を行うと、後日他眼の上斜視が目立つようになることが少なくない、そこで、他眼の手術を行うとすでに手術をした眼が上転することもある。このように、交代性上斜位は完全治癒がむずかしい、そこで、整容的にほぼよければ満足すべきである。手術に当たっては、固視眼よりも、非固視眼が上斜視にならないようにするのがよい。

交代性上斜位(以下DVD)は他の斜視と合併する事が多いです。(乳児内斜視は確立が高いです)手術の効果が期待できるだけの量を手術しても、効果がない場合があります。

先天性上斜筋麻痺+DVDという男児がいました。
初診時、4歳1ヶ月。1年後に初回手術。さらに1年後に2回目を行っています。彼の場合内斜視も合併していたので、2回目の手術まで情報を沢山集める必要がありました。でも、2回目でほぼ斜頚はありません。眼位も良好です。ただ、両眼視はよくないです。